東京・丸の内の三菱一号美術館へ、「ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode」を観に行ってきました。
ガブリエル・シャネルがデザインを手掛けた1920年代から1970年代までの服、アクセサリー、ジュエリーなどが一堂に集まった展覧会です。
シャネルがどれだけスゴいデザイナーだったかは、シャネル公式サイトをご覧いただくとして…。
展示品からひらめいたアイデアを書き残しておきます。
トリミング
初期の頃のアンサンブル、はおりのディテール。
裾にギザギザのアップリケを付けて、グラフィカルなアクセントに。
袖のあき
総レースのイブニングドレスの袖。
脇の縫い目がなだらかに袖のあきへと繋がっていく。
総レース生地の扱い、なだらかなカーブの作図、あああ想像しただけで悪寒が。。。
肘丈の上袖の下にギャザーかドレープを寄せた下袖を合体させる仕様にしたら、素人にも実現可能かもしれない。
シンプル&デコラティブな組み合わせ
シャネルの服は、黒・白・ベージュが基本色。
無地が多く、装飾を削ぎ落としたミニマルなデザインが特徴的でした。
対称的にジュエリーは、古代や中世の様式を取り入れた大ぶりでカラフル、装飾的なものが多くて。
シンプルな服にネックレスやイヤリングではっと目を引くインパクトをつけるのも良さそうです。
↑図にしてみたら、ヒップホップのお兄さんみたいになってしまった。。。
一瞬みただけでは「ただの無地の黒いワンピースでしょ?」と通り過ぎてしまいがちですが、よーく見ると胸から腰にかけて何本も取られたダーツが、裾に向かって美しい裾のラインを生んでたり。
パターンと生地、仕立ての美しさがたまりませんでした。
美術館のある丸の内仲通りにの街灯には展覧会ののぼりが掲げられ、シャネルストリート状態でした。
展示は9月25日までです。
事前予約だと午前中の枠は結構埋まっていました。
三菱一号美術館に併設の「Café1894」は、銀行をリノベーションしたミュージアムカフェです。
雰囲気のある空間で展覧会を振り返るのもおすすめですよ〜。
最終更新日:2023年7月8日