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ビルケンシュトックのサンダルを自分で修理したらどうなるか実験 完結編 ソールの補修

ビルケンシュトックのサンダルを自分で修理したらどうなるか実験 ③ソールの補修
CRAFTS

年季の入ったビルケンシュトックのサンダル、どうやら自分で修理できるらしい。
ということで実験しています。
前回はサンダル全体を水洗いしました。
今回はソールの補填から完成まで、写真多めでお届けします。

【修理の手順】
手順1.コルクの補強(→作業の様子
手順2.フッドベッドのライナーのひび割れの補填(→作業の様子
手順3.洗浄(→作業の様子
手順4.ソールの補填(今回はココ)

作業に先立ち、靴底の補填の行程を細かく分けてみました。

【補填行程】
1.マスキングする
2.補填材を塗る
3.乾かす
4.足りないところに補填材を塗り足す
5.乾かす
6.補填部分を着色する→乾かす

では1から順に進めていきましょ〜。

ビルケンシュトックのサンダルのソールを自分で補修してみた

マスキングの前に、潰れてフットベッドからはみ出てたソールをハサミで切り落とします。

1.マスキングする

補修材は柔らかいので、そのままソールに塗ると流れ落ちます。
ソールの形に合わせて盛るためには、硬さのあるもので囲いたいところです。
そこで、短冊状に切ったクリアファイルをフッドベッドのかかとに沿わせることにしました。

カッターナイフで2.5センチ巾に切って、

ハサミで半分の長さに切ります。

かかとに合わせるとこんな感じ。

左右それぞれにクリアファイルの短冊をマスキングテープで固定します。
これでマスキング完了です。

2.補填材を塗る

補填材(SHOE GOO ホワイト)を盛ります。
空気が入らないよう、靴底に押し当てながら絞り出す感じです。

ガリガリ君の棒で伸ばします。
このときに棒を水で湿らせておくと、補填材が棒にひっつきにくくなります。
(私は湿らさなかったので棒がベトベトになりました。)

指の付け根あたりのソールが減っている部分も盛ります。

3.乾かす

日陰で24時間放置します。
薬剤のツンとした匂いが強いので、風通しの良いところがおすすめです。

4.足りないところに補填材を塗り足す

24時間後に囲いを外します。

ソールと補填剤の間に隙間が空いていました。
高さもあと2ミリほど欲しいなあ。
ということで、2回目はそこんところを塗布していきましょう。

補填剤が出っ張ったところ(バリ)をハサミで切り落とします。

現在の高さを計測します。
元々のソールの厚みは8ミリです。
補填材を持った箇所は、高くて12ミリ、低くて6ミリとまちまちでした。

1回目と同じ要領でSHOE GOOを塗ります。

5.乾かす

24時間後、隙間が埋まりました。
このままでは真っ白な補填部分が悪目立ちするので、色の差を埋めるために元のソールと同じ色で着彩しますよ〜。

6.補填部分を着色する

ハサミでバリを切り落とします。

ソールの外周の凸凹はカッターの歯を小刻みに上下に動かしながら切り落とします。
乾いたSHOE GOOは硬いので、手を怪我しないように少しずつ作業を進めてくださいね。

着色はアクリル絵の具を使います。

白、黒、黄色を混ぜてソールに近い色を作ります。

もう片方は茶色を足します。
色づくり、地味に楽しい。

アクリル絵の具を乾かします。

ビルケンシュトックのサンダルを自分で修理したらどうなるか実験 ③ソールの補修

24時間後。
乾燥前よりも微妙に明るくなった着彩部分。
ソールはすぐに黒く汚れますし、ひと目にもつきにくい部分なので、これでオッケーにします。

以上で修理の全行程が終わりました!わ〜い!

ビルケンシュトックのサンダルを自分で修理したらこうなった Before→After

Before
足の裏の形がくっきり残っていたフッドベッド。
カチカチに固まったフッドベッドライナーの羊革には、ひび割れもありました。

ビルケンシュトックのサンダルを自分で修理したらどうなるか実験 ③ソールの補修

After
サンダル全体を洗浄し、足の跡が格段に薄くなりました。
フッドヘッドライナーをヤスリがけしたお陰で羊革の起毛も復活です。

Before
すり減ったソール、コーティング剤が剥がれてコルクがむき出しになったフッドベッドの外周も……

ビルケンシュトックのサンダルを自分で修理したらどうなるか実験 ③ソールの補修

After
補填材でかつての厚みを取り戻しました。
フッドベッドのコルクもボンドで補強したので、表面がなめらかになりましたよ。
これで再びガシガシ歩けますよ〜。

自分で修理して分かったメリットとデメリット

メリット

修理費用を抑えられる
ビルケンシュトックのサンダル修理を料金を調べたところ、
靴底の部分交換 ペア¥3,850
ライナーのクリーニング ペア¥2,200
合計で¥6,050でした。

今回の修理のために購入したものはSHOE GOO(希望小売価格¥1465)のみ、あとは家にある道具でまかなえました。
しかも、同時にもう一足サンダルを修理したので、上記修理費用の1/4の費用で2足修理できました。

ビルケンのサンダルの素材や構造が分かる
修理前にサンダルの素材や作りを調べたおかげで、このサンダルの作りを知ることが出来ました。
洗浄するほどではないけど汚れが気になるときなど、普段のちょっとしたお手入れについて見当がつくようになりました。

デメリット

時間がかかる
24時間乾かす行程が6回あったので、乾燥だけで24時間×6回つまり6日必要になります。
更に各工程の作業時間を足して、結局2週間以上かかりました。
気温が上がり「これからサンダルを履くぞ!」というタイミングで修理を始めてしまったので、この修理期間は歯がゆかった〜。

匂いが気になる
木工用ボンドやSHOE GOOの薬品臭が部屋に広がります。
エアコンで締め切った部屋での作業は手早く済ませる、サーキュレーターで空気を循環させるなど、臭いがこもらない工夫が必要でした。

素人感満載の仕上がり
補填材の塗り方や着彩など、素人の技術では微妙な完成度でした。
まあ、人目につく部分ではないのでアリといえばアリなんですけども……。

デメリットが1点多いのですが、自分で修理する面白さはデメリットを凌駕していたな〜というのが実感です。
とはいえ時間がかかるので、サンダルシーズンが終わった後など、タイミングを見計らって修理したほうが良さそうですね。

ビルケンシュトックのサンダルを自分で修理したらどうなるか実験、結果は「面白かった」ということで、締めくくりたいと思います。

ビルケンシュトックのサンダルを自分で修理したらどうなるか実験 ①コルクの補強
ビルケンシュトックのサンダルを自分で修理したらどうなるか実験 ②洗浄

最終更新日:2022年8月17日

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